◎⑤ドウデュース
○②イクイノックス
◎→○ 馬単
前走誰の目にも明らかな大失敗をおかした戸崎圭太。
ファンの多い馬でしかも競馬ファン全員が見守る中でのミスは相当に堪えたはず。
しかしまさかまさかのリベンジチャンスが到来。
まずは武豊の休養が長引いた事、その後は白羽の矢が再び戸崎圭太に向いた事。
奇跡に近い継続騎乗となった今回この男なら決める。
期待通りに南関を制圧して見せた。
その後自身も中央移籍を決めたが南関でトップを走り続ける難しさは今現在の森泰斗や矢野貴之、御神本訓史が証明している。
それをたやすく(本人はとんでもない努力してるでしょうが)やって見せた男は大一番も幾度となく決めてきた。
中央移籍して初めてリーディングの座を射程に捉えた時に言われたのは
平場王、空き巣ジョッキー(G1がある場所の裏開催が空き巣)
等。
G1未勝利でのリーディングなんてなんの価値もないと言われていた・・
が、この男は決めた。
最後の最後の有馬記念で。
中山はどうなんや?
と言われたジェンティルドンナで華麗に決めて文句のないリーディングジョッキーに輝いた。
南関を制して、中央でもトップにたって見せた男が戸崎圭太。
上述通り、決めなければならないところではかなりの確率で決めてきた男。
そして今回がその時だろう。
そんな男の星の下に今回は賭けてみたい。
もしあの日本ダービーで着順が逆だったなら・・
ドウデュースとイクイノックスは真逆のストーリーを歩んだ可能性もある。
果敢に挑戦した仏遠征の代償は大きかった。
なんとか立て直して魅せた京都記念後、また休養を余儀なくされた。
再び立て直した前走はまさかの主戦が当日に負傷、休養明けで力みが否めない中でのそれは痛恨だった。
おまけに想定外のハイペースに巻き込まれる体勢で苦しい競馬の形になってしまった。
長期休養→長期休養の臨戦であの激流は相当にきつかったはず。
今回は当日の代打じゃない。
そしてきつすぎたとはいえ一度乗れたプラスアルファもある、あんな競馬になるはずがない。
実力発揮ならばイクイノックスと五分のポテンシャルがあるのは周知の事実、現実にめちゃくちゃな臨戦過程で急遽の騎手変更がありながら4.3倍の単勝最終オッズを記録した。
逆転の馬券を買うなら今回だろう。
現実にどこまで行っても抜かせないようなパフォーマンスを見せた東京2400、展開もあの時と同じハイラップが予想される構成で高速馬場(これはおそらく)。
叩いて2戦目、騎手も2度目。
前回よりマイナスにとる点がただの1つもない、前走の勝ち方が強すぎたイクイノックスが再び強気の抜け出し戦法となればなお良い。
肝が据わる戸崎圭太は決して焦らない。
静かなる勝負強さを発揮し披露する舞台は整っている。